【15年10月4日探索・16年3月6日公開】
山梨県大月市大月町花咲 国道20号線から逸れて市立中央病院の前を通り過ぎたあたりだ。
私はかねてから国土地理院の航空写真サービスを見ていて、この一帯だけ周囲と違い昭和15年~昭和18年頃の航空写真、しかも陸軍撮影のものが多数あった事を気にしていた。
そして少し調べて、この近くに陸軍の防空監視哨がある事を知ったのだった。
私はかねてから国土地理院の航空写真サービスを見ていて、この一帯だけ周囲と違い昭和15年~昭和18年頃の航空写真、しかも陸軍撮影のものが多数あった事を気にしていた。
そして少し調べて、この近くに陸軍の防空監視哨がある事を知ったのだった。
で、今回ようやく自分の目でそれを見に来たのだった。
この先を右折する。
一応、案内板があるという事はこの先もちゃんとした道のようだ。
目的地は山の上なので、当然ここから登りが続く。
一番迷ったのがここだ。
車道の終了地点なのだが、これ、どう見たって民家の庭にしか見えない。
でも、この芝生がルートで間違いないようだ。
車道の終了地点なのだが、これ、どう見たって民家の庭にしか見えない。
でも、この芝生がルートで間違いないようだ。
1つ前の画像でも見えている黄色い看板はこれだった。
えっ?こんな市街地近くでもクマ、出るの??
えっ?こんな市街地近くでもクマ、出るの??
ヘリオス号は車道終点付近に待たせてある。
ここからはハイキングコースのような道を登っていく。
ここからはハイキングコースのような道を登っていく。
水道施設のあたりからつづら折の山道らしくなってきた。
このあたりがカタクリ群生地らしい。
もう少ししたら咲いている頃かも・・・
もう少ししたら咲いている頃かも・・・
そして頂上が見えてきた。
キョロキョロ・・・
あれが目的地のようだ。
あれが目的地のようだ。
現在地はこの辺
車道終点かた9分で登ってきた。
ここが(お)むすび山の陸軍防空監視哨跡のようだ。昭和17年に設置されている。
そしてこの穴は聴音壕(連合軍のB-29の飛行音を聞くための施設)の跡だそうな。直径は5mほどある。
そしてこの穴は聴音壕(連合軍のB-29の飛行音を聞くための施設)の跡だそうな。直径は5mほどある。
特に昭和19年にサイパン島が陥落した後は、連合軍のB-29はサイパン島を発進し富士山を目標に飛行し、東に進路を変更し東京へ向かうコースをとっていたため、大月は防空上重要な場所であったようだ。昼間は双眼鏡で目視、夜間は目視と聴音による監視が続いていたと説明版に書かれていた。
確かに、標高の割には眺望のいい場所だった。
私が見たのは現代の平和な日の青空だったが、当時の若者たち(連絡役は女子だったらしい)はどんな思いでこの空を見ていたのだろうか。