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静岡県富士宮市 富士軌道の痕跡・第1次探索(後編)

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【14年11月23日探索・12月28日公開】

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_0_m?1419694142

現在地はここ
<8時の方角を見て撮影>

その先も、私が地図を見誤っていない限り、林鉄の痕跡は残っていないようだった。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_1_m?1419694142

少しでも林鉄跡を辿りたかったが、ぐねぐねしながら標高を稼いでいる箇所は私有地で立入禁止となっていた。
少し先の川沿いから回ろうかとも考えたが、藪がすごいし、道はなかったのであきらめた。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_2_m?1419694142

現在地はここ

なので、通行できる道路を進み、林鉄跡が交差しているポイントをチェックする手法を継続する事にした。
ここもまた、痕跡なし・・・

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_10_m?1419694142
<昭和21年発行 5万分の1地形図「富士山」より一部抜粋>

上の画像の場所はたぶん1番付近のはずだ。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_3_m?1419694142

迂回ばかりしているが、思いのほか時間は消費していた。
県道を進み、また逸れて林道を進む。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_4_m?1419694142

現在地はここ

先ほどの地形図では2番付近のはずだ。
林鉄跡はこの付近で現在の林道(たぶん)に合流しているはずだ。
ただ、その合流地点の痕跡はそう言われればそうかなあという程度のものだった。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_5_m?1419694142

少しだけ林鉄跡であると思われる林道を進んでみる。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_6_m?1419694142

この広場のような場所で引き返した。
その理由は、この先でまた川を渡るのだが、渡河地点の痕跡が期待できなかったのと、ぎりぎりまで先に進んで少しでも何かがないかを見つけたかったからだ。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_7_m?1419694142

時間的に最終確認地点となる場所へと向かった。
画像からはまだまだ日没までの時間があるように見えるが、この場所から最も近い鉄道駅(富士宮駅)までの距離と、帰宅に要する4時間近くを考えたら、この先のチェックポイントから先への進行はやめた方が得策だと思った。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_8_m?1419694142

時間があれば、もっと牛もゆっくり見たいんだけどねえ。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/53/54686453/img_9_m?1419694142

現在地はここ

先ほどの地形図では3番付近になる。

上井出の築堤以外、ここまでそれを思わせる痕跡はなく、ここもやはり痕跡皆無だった。
林鉄と言っても、馬が牽引していた林用軌道だったそうなので簡易的なものだったのかもしれない。
ここで第一次探索は時間切れで、ここまでは私のほぼ完敗であった。

ただ、この先も未探索エリアは山中に入るので、少しは期待してもいいかという気はする。
ウェブ上に情報が皆無である事も、近いうちに私がその決着をつけ、報告をしたいと思っている。

ただ、今一番心配しているのは、この先にある養鶏場だ。鶏インフル等の対策で、ヘタをすると進入禁止措置がとられ、探索地へ向かうことすら出来ないというやりきれない結末もあり得る。

それでも行ってみなければ何もわからない。
期待しないで待っていて頂けたらと思う。

(おわり)

  

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