【14年9月20日探索・12月4日公開】
現在地はここ
道標があった。登山やハイキング客に対するものである事は、車道でないと思われる道が案内されている事からも簡単に推測がつく。
ここで、1台のワゴン車が通り過ぎていった。
私が進むのは右だ。
私が進むのは右だ。
人が住んでいないであろう家屋もいくつかあった。
9月中旬の訪問であったのだが、平地では見られないススキが多数生えていた。
9月中旬の訪問であったのだが、平地では見られないススキが多数生えていた。
この辺で、ちょっと脇を見てみる。
ずいぶん高いところまで上がってきた。このあたりで標高910m程度だ。
ずいぶん高いところまで上がってきた。このあたりで標高910m程度だ。
東京都内にこんな天空の集落がある事は驚きだった。
ところで、はるか向こう側にもあるんだよね~
これは峰集落だろうと思う。
ここ、奥集落からは直線距離で1.5kmほど離れている。
ここ、奥集落からは直線距離で1.5kmほど離れている。
現在地はここ
峰谷橋バス停から5.3km(ヘリオス号サイコン読み)、道幅がここだけ広くなっていた。
おそらくここが奥集落の中心地という事になるんだと思う。
おそらくここが奥集落の中心地という事になるんだと思う。
ざっと見た感じでは10数軒の集落という感じだ。
集会所的な場所も郵便ポストも商店も、そして自販機さえも見当たらなかった。
この集落の人たちは買い物とか、どうするのだろう?
集会所的な場所も郵便ポストも商店も、そして自販機さえも見当たらなかった。
この集落の人たちは買い物とか、どうするのだろう?
そう言えば、先ほど私の横を通り過ぎて言ったワゴン車だが、この場所でまたすれ違った。
奥多摩町ではバスの通らない集落向けのデマンドタクシーなどの公共交通機関がないため、集落内で乗合自主運行をして送迎や買い物をしているのかもしれない。
20mほど進むと、道は皮が1まいずつ剝がれていくような分岐になっていた。
一応の「本線」は一番左だ。
一応の「本線」は一番左だ。
集落中心部はここで終わりなのだろう。
ここから先は未舗装となる。
ここから先は未舗装となる。
廃車が2台、肩を寄せ合うように並んでいた。
比較的明るい場所の光景なのでさほどの悲壮感や怖さは感じなかったが、夜とかは通りたくない。
・・・つうか、夜間にこの集落まで、たとえ車であっても来るだけでも相当怖いだろう。
比較的明るい場所の光景なのでさほどの悲壮感や怖さは感じなかったが、夜とかは通りたくない。
・・・つうか、夜間にこの集落まで、たとえ車であっても来るだけでも相当怖いだろう。
ちょっとここで振り返る。
しつこいようだが、ここは首都・東京である。
しつこいようだが、ここは首都・東京である。
未舗装林道はまだ先に延びている。
ここの道幅が広いのは、登山客の駐車場なのか?
ここの道幅が広いのは、登山客の駐車場なのか?
現在地はここ
地理院地図にはここで道路が終わっているように描かれている。
実際はあと400mほど林道は続いているようだが、この先は家屋がないので道路も1段階荒廃が進んでいる。
実際はあと400mほど林道は続いているようだが、この先は家屋がないので道路も1段階荒廃が進んでいる。
レポとしてはこの場所で終わりとする。
ここの標高は980mである。
ここの標高は980mである。
最後に、ここで集落下の方を見てみよう。
ここまでずっと登ってきたのだが、そのご褒美をもらったような景色だった。
ところで、今年2月14・15日の大雪の時には1週間以上も集落が孤立し、自衛隊が出動し23日の午後になってようやく林道が開通したようだ。
これだけ交通や買い物等の日常生活が不便でも、生活を続けている住民の人たちに拍手!
廃村にはなってほしくない、素敵な場所だった。
廃村にはなってほしくない、素敵な場所だった。
(おわり)