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Channel: 埼玉発 おとなの小探険
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埼玉県秩父市 倉明トンネルの先・リベンジ編(その5)

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【14年5月4日探索・7月28日公開】

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/34/54444134/img_0?1406468384

現在地はここ

上から見たら前方後円墳のような線形の道の、桟橋までやってきた。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/34/54444134/img_1?1406468384

「後円」部分の右カーブを回った先にはこんな光景があった。
奥秩父の山奥にこんなすごい道路があって、なおかつここには自動車はおろか、歩行者さえも普通には到達する事ができない、そんな光景が私の目の前に展開されている・・・
オブローダー冥利に尽きるなあ・・・




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/34/54444134/img_2?1406468384

約100m進んで振り返った。
私が今歩いてきた「前方後円墳道」だが、下段の直線も上段同様に桟橋構造をしていたのだった。

なぜ桟橋が採用されたかは、この画像をご覧いただければお判りかと思うが、崩落を繰り返す不安定な斜面であったからに違いなかった。

なおこの桟橋だが、名称不明、竣功などの銘版もなかったが、桁の塗装記録だけがあって、それによれば2000年12月だった。その時期に竣功になったと見て間違いなかろう。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/34/54444134/img_3?1406468384

長い下りなので、何箇所か非常停止帯がある。

それにしても、ここ、廃道でもなければ、一般には供用されていないものの未成道でもない、新しいジャンルになるような気がするが、何と呼ぼう・・・




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ほとんど誰も通過しないその路面は、完成後14年足らずなのに、明らかに異変が発生していた。




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今年の大雪の被害なのか、それ以前の災害がもたらしたものか不明だが、擁壁が崩れ、路面の大部分を塞いでいた。
これで、2月中旬以降探索日(5月4日)までに、少なくともここを自動車が通過していない事が確定した。




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前方に、また地図に無いトンネルがある!




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ん??




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現在地はここ

右を見た。
ダンプカーが切り返しでもするようなスペースがあった。

この資料によれば、平成13年(2001)5月から使用された原石搬出トンネルの搬出側坑口がここのようだ。

ちなみに、反対側は立坑だったようで、その場所は航空写真上ではこの辺、既に埋め戻されているようだがグラウンドのようだと言った広場(「その3」に登場)にあったようだ。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/34/54444134/img_9?1406468384

左を見た。

そんなトンネルの坑口がこれだ。
中は当然気になるが、隙間から見ても何も見えなかった。

おそらくはコンベアが上部にあって、ホッパーがその下にあり、運ばれてきた原石を坑口すぐそばでダンプカーに積込みしていたのであろう。それで切り返しのようなスペースが必要だったのではないかと想像する。




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当然、扉には施錠されていたのだが、その鍵には「滝沢ダム 原石山 原石搬出トンネル」と明記されていた。

(その6・最終回につづく)

  

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