【14年1月12日探索・1月23日公開】
現在地はここ
静岡県田方郡函南町平井 丹那トンネル工事用軌道跡を辿ってみようと思う。
丹那トンネルはご存知のとおり昭和9年(1934)に完成した東海道本線のトンネルで延長7804mだ。当初大正14年(1925)完成予定で大正7年(1918)に着工したが、出水等もあり相当の難工事だったという。殉職者も67名にも上った。
丹那トンネルはご存知のとおり昭和9年(1934)に完成した東海道本線のトンネルで延長7804mだ。当初大正14年(1925)完成予定で大正7年(1918)に着工したが、出水等もあり相当の難工事だったという。殉職者も67名にも上った。
そんな丹那トンネルの函南口側には工事用軌道が駿豆鉄道(現・伊豆箱根鉄道駿豆線)大場駅から軽便規格で敷かれており、廃止後80年が経った現在でもその痕跡などが函南駅近くに残っているという。
なので、大場駅からここまでは省略し、県道135号線から右に分かれる区間だけ巡る事にしよう。
そう言われれば、という雰囲気のある道だ。
水路があるが、軌道が敷かれていた頃は路肩側に線路だったのか??
水路があるが、軌道が敷かれていた頃は路肩側に線路だったのか??
上の画像から10mほど進むと右に鳥居が見えてきた。
丹那神社である。
工事従業者の信仰があった山神社なども含め、地元有志の手で丹那神社として再整備されたようだ。
工事従業者の信仰があった山神社なども含め、地元有志の手で丹那神社として再整備されたようだ。
下に見える道路は県道135号線だ。
木の電灯柱が歴史ある道だと主張しているようでイイ雰囲気だ。
白熱球ならもっとよかったのにな。
木の電灯柱が歴史ある道だと主張しているようでイイ雰囲気だ。
白熱球ならもっとよかったのにな。
このあたりに積卸場があったらしい。
広い空間はその名残か。
広い空間はその名残か。
この付近で左に大竹発電所への支線が分岐していたようだが、その痕跡は見つけられなかった。
ちなみに、上の画像の場所を県道から見るとこんな感じだ。
その先、何かこう、廃の匂いのする一帯があったが、工事用軌道とは関係なさそうだった。
(後編につづく)