【16年1月24日探索・5月12日公開】
現在地はここ
この隧道の南側坑口の形状は、確か数年前のサイト記事で見ただけで衝撃的な状態だったのを覚えていたのだが、実際目の当たりにすると・・・
私が出てきたのは、この下側の黒っぽい空間からだ。詳細に覚えていたワケではないが、たぶん2007年くらいからほとんど変化していないように感じた。
・・・なんて、冷静を装っている場合ではなかった。
こんなトコ、すぐにでも立ち去りたいというキモチでいっぱいだった。
・・・なんて、冷静を装っている場合ではなかった。
こんなトコ、すぐにでも立ち去りたいというキモチでいっぱいだった。
もう少しだけ引いてみる。
坑口前の状態も何が何だかわからない事になっていて、しかもこれ以上後ろには下がれない。
坑口の全体を見たら、私のイヤなキモチがもっと伝わるのだと思うが、画像でお伝えできるのはここまでだった。
坑口前の状態も何が何だかわからない事になっていて、しかもこれ以上後ろには下がれない。
坑口の全体を見たら、私のイヤなキモチがもっと伝わるのだと思うが、画像でお伝えできるのはここまでだった。
というワケで、前に進む。
地図を見る限り、次の隧道、反対側坑口が辛うじて見えた城東隧道の北側坑口までは約80m。
普通に考えれば楽勝のはずだが、これは手強そうだ。
地図を見る限り、次の隧道、反対側坑口が辛うじて見えた城東隧道の北側坑口までは約80m。
普通に考えれば楽勝のはずだが、これは手強そうだ。
この区間では、この辺が一番まともな状態の、約10mだった。
隧道間の中間あたりだろうか。
このあたりでは、もう道路があった事すら、普通には信じてもらえないという感じだった。
私も、1月とは思えないくらいに蔓延っていた草をまとめて掴んで、いわばそれを補助ロープのようにして、60度くらいの上下移動をしていた。
つまり、平場などまったく存在しない、本当にただの崖を伝っていたのだった。
このあたりでは、もう道路があった事すら、普通には信じてもらえないという感じだった。
私も、1月とは思えないくらいに蔓延っていた草をまとめて掴んで、いわばそれを補助ロープのようにして、60度くらいの上下移動をしていた。
つまり、平場などまったく存在しない、本当にただの崖を伝っていたのだった。
位置関係はこんな感じだ。
トモロ岬の突端のかなり近くまで来ていた。
トモロ岬の突端のかなり近くまで来ていた。
現在地はこの辺
ガサゴソ・・・
このあたり、1分間で3mも進めていない。単純に言えば時速180m以下という事か。
相変わらず、60度以上もあろうかという、崖の移動を試みていたのだが・・・
相変わらず、60度以上もあろうかという、崖の移動を試みていたのだが・・・
前の画像からたぶん2mくらい進んだ地点なのだが、これ以上進む事には身の危険を感じた。
城東隧道北側坑口までは推定30mという距離を残したが、こんな場所で何かあっても救助の期待はまずできない。身の危険を感じたので、この場所で撤収した。
城東隧道北側坑口までは推定30mという距離を残したが、こんな場所で何かあっても救助の期待はまずできない。身の危険を感じたので、この場所で撤収した。
画像はこれで終わりだが、岐路にも当然あそこを通る。先ほどの隧道入口の崩れかけの大岩は見ないようにして、急いで隧道から脱出した。
ここの再訪は、たぶんもうないな・・・
ここの再訪は、たぶんもうないな・・・
(おわり)