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東京都奥多摩町 索道の廃隧道再訪記(後編)

【15年9月13日探索・16年2月19日公開】


仮称・2号隧道から仮称・1号隧道まで行こうと歩を進めたのだが、ものの50mほどで行き詰ってしまった。
これはその進軍断念の最終地点になる。急な崖を下り谷を渡っても、反対側の垂直で巨大な岩は登れそうにないと判断し、撤収する事にした。





現在地はこの辺

というワケで、先ほどの仮称・2号隧道まで戻ってきた。
こちらから見て右側は・・・






ヤバイ状態、なのだが、2010年5月訪問時とほとんど差がなかった。
ヤバイ状態のまま5年半が経過している事になる。





その先は普通に貫通している。





昭和20年代の、しかも「見せる」意図はまったくなかった産業用施設とは言え、コンクリ施工は質のよくないものだったのだろう。





よく見ると中の梁は木材なんていう箇所もあった。





左側の隧道を通り抜ける事にした。
天井を見てみるが、やはりこちらも非常に不安のある施工だ。





では、ライトを点けて進む事にしよう。





反対側に出る。





いろいろな部品が落ちていた。





そして今抜けてきた隧道を見る。
この変態的な形状の隧道、好きだなあ・・・





索道のものと思われる滑車が捨ててあった。
この滑車、大変重く、なのだが、一応今でも回す事はできた。





索道のバスケットと思われるものもすぐ近くに転がっていた。

今回は不本意な成果になってしまったが、次回こそは仮称1号隧道まで到達できるよう計画をきちんと立てよう。

(おわり)

  

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