Quantcast
Channel: 埼玉発 おとなの小探険
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

群馬県高崎市 里見軌道? 謎の遺構再訪(後編)

$
0
0
【15年5月17日探索・5月26日公開】

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_0_m?1432570141

現在地はこの辺

崖はそれなりに急だが、木が多く手がかりがあるので比較的すんなりと河原に降り立
った。

で・・・

やっぱり、変化があった。
できれば5年前の記事と比べながら見てほしい。

以前は崩れていないものが崩れ落ちていた。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_1_m?1432570141

遺構本体の、ちょうど横から見たところだ。
読者の方にも意見を頂こうと思い再訪したのだが、原型を留めているとは言い難くな
ってしまった・・・




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_2_m?1432570141

いろんなものが崩れていた。
完全に組み立てられれば何かわかるかもしれないが、私はこれだけ大きなパズルをす
るだけの力は持ち合わせていない。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_3_m?1432570141

とりあえず、撮れるだけの画像は撮っておこう。
次回来ることがあっても瓦礫の山になっていかねなかった。

ところで、これが何であるのか?だが・・・もう少し考察してみる。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_4_m?1432570141

「隧道部」はたぶん今回でくぐり納めになるだろう。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_5_m?1432570141

5年前でも充分怖かった。
今回、さらにスリルは増していた。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_6_m?1432570141

私はこれを1往復したのだが、気分的にはイヤなものだった。
鉄筋も入っているので即崩れ落ちる事はないだろう。とは思ったが、それでも
少なくとも他人に勧められるものではなかった。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_7_m?1432570141

反対側だ。
大まかな原型はまだ保っているが、この鉄筋によって辛うじてぶら下がった状
態のものは元々何だったんだろうか?




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_8_m?1432570141

もう少し引いて撮影した。
穴の部分もあやしいが、基礎部分も充分怪しかった。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_9_m?1432570141

さて、この遺構の考察だが・・・

崩れ落ち、河原に転がっているものから考えてみた。




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_10_m?1432570141

この形状・・・
これは水が流れる場所ではなかろうか?

そうなると、軌道関連の遺構である可能性は低いと言わざるを得ず、やはり・・・




http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-3b-a6/takaratta_1152/folder/1619027/37/54907737/img_11_m?1432570141


約100m上流にある、里見発電所の取水口の、旧施設なのではないかと思う。
「隧道部」も水が流れる場所だったのではないだろうか?
崩れた巨大瓦礫はあるいは堰があったものだったかもしれない。

裏付けるべく古い航空写真を探したが、昭和22年版しかなく解像度が低かった。
判然としなかったが、現在の堰の場所より下流に堰らしいものがある雰囲気があ
った。
あと、ここ里見発電所は大正7年に完成しているが、あの取水口はどう見たって
大正時代のものには見えない。
昭和39年の航空写真には今の堰であろうものが写っていた。
にしたって、50年以上経過している事になるが・・・


(おわり)


    

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

Trending Articles