Quantcast
Channel: 埼玉発 おとなの小探険
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

埼玉県寄居町~熊谷市 秩父鉄道最後の非冷房車・国電型灼熱体験

$
0
0
【13年7月14日探索・7月21日公開】

http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_0?1374334466

埼玉県大里郡寄居町 秩父鉄道寄居駅だ。
元国鉄101系の秩父鉄道1000系が今年度中に引退すると聞き、私はまだやり残している事があったことを思い出した。
それは、かつては当たり前だった非冷房車に、真夏にもう一度乗車することだった。

関東地方に於いて冷房化率が100%でない民鉄(2013年7月現在)は、私が調べた限りここ秩父鉄道の他、上毛電鉄、上信電鉄、銚子電鉄があるが、定期列車で非冷房が期待できるのは秩父鉄道と銚子電鉄だけだ(ちなみに、銚子電鉄は電力不足のため冷房車であっても始発駅停車中しか冷房がかからないらしい)。

という訳で電車を待つ事にした。
秩父鉄道では車両運用についての問い合わせには応じていないので、とにかく気長に待つしかなかった。

で、1台めと2台めだが、7200系と7500系だった。私は熊谷方向に行きたかったのだが、1000系が来たら反対方向でも乗車しようと決めていた・・・が、駅そばでも食べて待つ事にしよう。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_1?1374334466

駅そばはけっこう美味しかった。で、その後やってきた影森行の3台めも7500系でダメだった。

そして4台めだが、やってきたのは7200系だった。
ふう・・・

ちなみに向こう側に写っているのは東武東上線8000系だ。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_2?1374334466

5台目、羽生行・・・

ん!!




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_3?1374334466

待つこと40分余り、ついにやって来た。
1000系は2013年7月時点で3編成在籍するが、1編成は運用離脱したとも聞いたので、実質2編成しかない。5台めでお目当ての車両が来たのはラッキーなのかもしれなかった。

オリジナル塗装の1000系だが、この際塗色はどうでもよい。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_4?1374334466

乗るのはもちろん真ん中の車両、デハ1110である。
乗車するとさっそく目についたのが「前後の車両は冷房車です」のステッカーだった。
1000系は3両編成だが、その真ん中の1両だけが非冷房車なのである。



http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_5?1374334466

JNRの文字の扇風機が懐かしい。



http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_6?1374334466

なぜか、年代物の三菱製扇風機もあった。



http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_7?1374334466

you tubeで「ローカル戦士 センガタン」という動画が見られるという宣伝があった。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_8?1374334466

次の、桜沢駅では貨物列車との交換があった。
けっこう長い編成だったが、後ろ側は撮影できなかった。





http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_9?1374334466

肝心の車内だが、過ごせないほど暑いわけでもなかった。
この時点での気温は30℃くらいで、車内でも32℃程度だったと思われた。
それに熱風とは言え、外気と扇風機の風が来るので、環境としては思ったほど悪くない。
つうか、昔はみんなこうだったよな、という懐かしさがこみ上げてきた。

実際、前後の冷房車両に比べ乗車率はざっと60%くらいか。
・・・もっと灼熱地獄で、非冷房車は誰も乗ってないなんて絵を想像していたが、見事に外れた。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_10?1374334466

当初、下車駅はひろせ野鳥の森駅にするつもりだったが、どうせなら古い駅舎を持つ駅にしようと思いなおし、ひとつ前の大麻生駅に変更した。

下車スタンバイしていると、交換列車は蒸気機関車のパレオエクスプレス、C58 363号機だった。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_11?1374334466

道理で沿線には多数のカメラマンがいたんだ。中には1000系と蒸気機関車のツーショットが撮れた人もいたんだろうな。

私の非冷房車の乗車は20分あまりだった。
木造の屋根にはやっぱ、ステンレス車よりも鋼製車両だよな。

ここ大麻生駅は熊谷市内にある。
昨年などは、暑い街としての名前が出る回数が減った熊谷市だが、それでも有数の暑い都市を通過する鉄道の非冷房車は貴重なのであった。




http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3b/a6/takaratta_1152/folder/1619027/img_1619027_53704335_12?1374334466

大麻生駅は構内踏切を持つ有人駅だ。自動改札はなく、IC乗車券も利用できない。
明治34年の開業時のものかどうかは不明だが、駅舎はこじんまりしていてなかなか可愛らしかった。

最後の昭和らしい夏、いかがですか??
  
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

Trending Articles