【18年7月1日探索・8月4日公開】
現在地はこの辺
地図は航空写真モードで表示した。
この先に、ある遺構が眠っていると聞いてはいたのだが、この、約50cm四方の入口部分には手こずった。しかも下には少量ながら水が流れていたため、膝をつくとそのままズボンがびしょぬれになる。
結局、濡れた手袋は脱いでここに置いた。被害は最小限で済んだ。
50cm四方の先は、もう少しだけ広くなった。
そして、その先、また光景が変わる。
50cm四方の先は、もう少しだけ広くなった。
そして、その先、また光景が変わる。
ホントこれ、ダンジョンだな。がれきの先にはモンスターでも潜んでいそうだ(笑)。
左側はコンクリブロックに見えるが、基本、煉瓦隧道であるようだ。。
ここはちょうど被災した石部第五洞門(用宗側なので崩壊していない部分だが)の真下にあたる。
ここはちょうど被災した石部第五洞門(用宗側なので崩壊していない部分だが)の真下にあたる。
先人が見つけた既出の場所なので、私が御託を並べてもしょうがないんだが、ここは旧・東海道本線石部トンネルの横穴になる。そう、「その6」で出てきた磯浜トンネルの横穴と同様の、おそらくは明治22年竣工の構造物であった。
洞内はもちろん、真っ暗だ。
先の方を照らすと、壁で塞がれていた。
壁には木が貼りつけられているように見えた。
ここを塞ぐときにセメント固定のために使用した木材のなれの果てっぽい。
ここを塞ぐときにセメント固定のために使用した木材のなれの果てっぽい。
なぜか、かなりアバウトに塞がれていた。
2分ほど経つと、急に上の方から風が入ってきた。
上を見た。
ちゃんと塞がれていないため、電車が現・石部トンネルに入ってくると上からものすごい風が入ってきた。
しばし待つ。音も大きくなってきた。
ちゃんと塞がれていないため、電車が現・石部トンネルに入ってくると上からものすごい風が入ってきた。
しばし待つ。音も大きくなってきた。
そして・・・ゴーゴーゴー・・・壁のすぐ向こう側を過ぎていった電車は3両編成であったようだ。
私は満足し、撤収する事にした。
ダンジョンから脱出!!
もし誰か見ていたら、50cmの穴から人が出てくるんだから、何事かと思われたろうな・・・
もし誰か見ていたら、50cmの穴から人が出てくるんだから、何事かと思われたろうな・・・
現在地はここ
このあたりが元々の東海道本線・石部トンネルの用宗側の坑口の場所だと思われる。
現在の東海道本線は洞門があるので、もう少し用宗側から半地底になっていた。
★連載はこれで終了です。今回もまた長期連載にお付き合い頂き有難うございました★