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100万HIT記念 福島県楢葉町 木戸川森林鉄道跡(第1次探索-15・最終回)

【17年5月4日探索・7月4日公開】


現在地はこの辺

わかりにくいが今昔マップだとこの辺

倒木があった。この倒木の先に「底」が見えた。





地図には描かれていないのだが、ここが木戸川森林鉄道の支線だったと思われる場所だった。
ようやくここに来られたのだが、現在時刻は14時過ぎ、帰路の事ともう一つの気になった事を考えると、先ほどの林道本線との分岐(材木置場)には15時くらいには戻りたかった。
もう一つ気になった事とはクマの存在だった。ここに来るまでに私は2回、クマの糞を見ていたのだった。クマの生活圏にいるのは間違いないので、クマが活動開始するであろう15時くらいまでにはまともな林道に戻りたかったのだった。つまり、前進可能なのはあとせいぜい20分くらいなのだ。





石垣施工の箇所があった。
林鉄らしさが増してきた。





路盤の形以外はあまり特徴がないが淡々と進む。
目的の橋脚まではあと200mか250mくらいだろう。





時折、こんなアクセントがある。





下を見る。
川面までは15mくらいになってしまったようだ。
下りられそうな場所を探しながら進んでいく。





50m先、かなり大きな規模の崩落が見えた。
このあたりから降りていこうか・・・





斜面は40度くらいだろうか。
木があるのでなんとか降りていける。





足元・・・
また見てしまった。
これはイヤだな。本日3回目のクマの糞だ。時刻は14時30分、もう5時間も人の姿を見ていないこんな場所でのクマの糞は私をものすごく焦らせた。





もうちょっとだけ、下りていくと・・・





現在地はこの辺

それは突然だった。橋脚は急に私の目に飛び込んできた。





橋脚のほぼ真横の位置に移動した。
一応、最低限の目的と、次へつなげられるだけのアプローチルートの確保は出来た事になる。





ここには他にも同様の橋脚があるはずだが、本日はこれがやっとだった。
足を濡らしても大丈夫な用意もしてきたのだったが、既にこの時点でリミットに定めた時間を過ぎていた。

橋脚はダム手前にあった橋脚と同様の形状である事が確認できた。

第1次探索、不満はたくさん残ったが、時間切れにて終了!
実際、帰路の廃林道の途中で左足がまともに動かなくなった(自転車乗車後、しばらくしたら復活した)事からも、体力面でも限界に近かったのかも。

(長期連載にお付き合い頂き、ありがとうございました。)

  

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