【15年9月22日探索・9月30日公開】
広域農道は未成区間に入ったようだ。
これは、元々の道であり、南房総市道であろう。
これは、元々の道であり、南房総市道であろう。
この先約120mに狭そうなトンネルがあるので、そこまで行ってみよう。
ゆるい坂道の先に、それは見えてきた。
隧道が近づいてきた。
右側には「宮本第一組合」と書かれた小屋があったが、これは何だろう?
何かの出荷集積場??ちなみに小屋脇には水が出ていたのだが、その水は少し濁っており、気のせいか硫黄の匂いを感じた。
右側には「宮本第一組合」と書かれた小屋があったが、これは何だろう?
何かの出荷集積場??ちなみに小屋脇には水が出ていたのだが、その水は少し濁っており、気のせいか硫黄の匂いを感じた。
高さ制限2.2mの標識が坑口手前に建っていた。
幅員も制限が要りそうな気がする。特に、こんな狭い隧道だが南房総市のデマンドバス(マイクロバス)が最大1日5往復通過するのだから、その光景はぜひとも見てみたい。
幅員も制限が要りそうな気がする。特に、こんな狭い隧道だが南房総市のデマンドバス(マイクロバス)が最大1日5往復通過するのだから、その光景はぜひとも見てみたい。
隧道の名は「仲尾沢隧道」というそうで、その竣工はなんと大正7年(1918)であるという。
このあたり、入口よりも少し広くなっている。
坑口付近は巻き立てにより補強された。
坑口付近は巻き立てにより補強された。
そしてこの隧道の大きな特徴は、房総では大変珍しい石造りであるという事だった。
当初は素掘に木枠覆いが付いているタイプだったが、出水で腐り、大正12年(1923)に石で巻き立てる工事が完了した(廃道をゆく3・イカロス出版 から抜粋引用)
もう少し進んでストロボ撮影してみた。
ん??
天井半分、赤いぞ!!
いったん外へ~
隧道の先には仲尾沢の集落がある。
回れ、右!
さあ、帰ろう。
途中、2箇所ほど気になるところがあったので、それを再度見ながら行く。
途中、2箇所ほど気になるところがあったので、それを再度見ながら行く。
赤い天井と石造り天井の境目だ。
そうなると石のみではなく煉瓦使用隧道でもあった事になるが・・・
西側約10m区間の巻き立て強化部分だ。
謎が多いな、この隧道。
(その4に続く。明日からここから離れいったん他の記事へに移る。)