【14年3月8日探索・3月19日公開】
現在地はこの辺
未成道路に戻った。峠を越えたので御宿町に入ったはずだ。
左右階段がある峠付近には鉄パイプが何本か置かれていた。
今でもこの道を利用し何らかの作業が行われているのだろうか?
左右階段がある峠付近には鉄パイプが何本か置かれていた。
今でもこの道を利用し何らかの作業が行われているのだろうか?
幅員は相変わらず6~7mある。
それにしても夏場は藪がすごいだろうな・・・
何よりも房総半島の夏場はヤマビルに注意しなければならないので、やはりこの時期の探索が正解だろうと思う。
それにしても夏場は藪がすごいだろうな・・・
何よりも房総半島の夏場はヤマビルに注意しなければならないので、やはりこの時期の探索が正解だろうと思う。
道端に何かが埋まっていた。
何だろう?
何かの台座のようなものなのだが・・・
何かの台座のようなものなのだが・・・
ガードレールならもう少し路肩寄りだろうし、そもそもこれ1箇所のはずがない。
普通の標識ならここまでものものしくないだろう。
青看とか、少し大きな標識か街灯でも設置する予定の場所だったのかも・・・
普通の標識ならここまでものものしくないだろう。
青看とか、少し大きな標識か街灯でも設置する予定の場所だったのかも・・・
最終区間の直線だ。
本当に線形がいい道だなあ。
本当に線形がいい道だなあ。
接続道路が見えてきた。
左側にはブルーシートで覆われたなにか・・・
めくって後悔するのもイヤだったのでめくらなかった。
めくって後悔するのもイヤだったのでめくらなかった。
あれ?
全面バリケードだ。しかも接続部分、さらに広くなっているし・・・
全面バリケードだ。しかも接続部分、さらに広くなっているし・・・
バリケードが老朽化し下の板が外れていたので助かった。無事脱出!
接続道路から見ると、左折、右折がしやすいように10mくらいの接続部があった。
最後になったが、この道路の素性を推測してみようと思う。
前述したが決定的なものはない。
しかしながら、机上調査も含め知りえた事を羅列し、そこから推測してみようと思う。
前述したが決定的なものはない。
しかしながら、机上調査も含め知りえた事を羅列し、そこから推測してみようと思う。
千葉県のHPに「房総リゾート地域整備構想」という項目があって、これが平成元年(1989)に国の同意を取り付けている。この中に「御宿町の臨海丘陵部における望洋型のリゾート開発」という事が書かれていた。
また、この道路自体だが、昭和50年の航空写真では何もなかったが、昭和59年には少なくとも道路線形がはっきりと見て取れる(この時点で一応の完成をみていたのかどうかは不明)。道路自体は昭和50年代後半か昭和60年代初頭に出来上がったとみられる。
実際に通行してみて幅員が2車線+αくらいもありガードレールも設置されているのに路面は未舗装のままである事、標識類が設置されていない事から廃道ではなく未成道路であろうと推測した。
道路事業主体者は2町(当時)に跨っていたので、千葉県の第三セクター的な部門か民間企業が行ったのではないかと推測する。県や町の道路なら供用しない理由が見当たらないし、自治体設置なら何本もあった境界柱に名前かデザインが入っているはずだったからだ。
以上の事から結論として私が推測したのは「リゾート開発のために造った道路だが、バブルがはじけ構想が頓挫し、事業主体が倒産か解散してしまい道路だけの供用すらできない。」なのだが・・・いずれきちんと調べてみようと思う。
どなたか真相をご存知の方が居られたらご教示頂きたい。
どなたか真相をご存知の方が居られたらご教示頂きたい。
(おわり)