【18年6月3日探索・19年5月9日公開】
橋台の先を進む。
が、道なんて残っていない。
注意しながら進むが、足下の小さな橋はこんなヤバすぎる状態になっていた。
これを踏んでも深みにはまるような事はないと思うが、捻挫や骨折くらいはありうる。
冬場ならもう少しマシなんだろうが、この時期、藪なので思ったように進めない。
前方、ようやく穴が見えてきた。
北側の坑口がはっきりと見えてきた。
坑口の前まで来た。
ここで既に、隧道内が水没している事が見て取れた。
こんな状態なので、ここで撤収する。
大正7年(1918)竣工、大正12年の関東大震災で崩落しその後仮復旧(11月)、現トンネルの開通(大正15年)と共に放棄された隧道だが、100年近くも放置されている割にはこのあたりは丈夫だな。
(おわり)