【18年8月19日探索・19年4月23日公開】
山梨県大月市七保町瀬戸 国道139号線だ。
もう少し国道を走れば平成16年(2004)竣工の深城ダムがあるが、今回の気になった場所はダムや湖ではなく、その手前側、この一帯だ。
本日分の記事は再訪箇所になるが深城橋の手前を左折する。
この道、元国道だ。
この先には廃隧道があるはずなのでまずはそこへ行ってみよう。
どこかの工事で出た土砂だろうか。大きなブルーシートで覆われた何かがあり、ショベルカーが置かれている、その右側だけが通行できる。
ブルーシートの向こう側だ。
左カーブの先には・・・
ゲートがあり、それは閉まっていた。
が、何も書かれていなかったので、車両通行止なんだろうと解釈し、ヘリオス号をこの手前に待たせて単独で進んでいく。
7年前に一度この道は訪問していたが、その当時から雰囲気的には大きく変わっていないようだ。
山梨県管理の道路だった事をこの支柱は物語っていた。
ちなみに、この道路が国道に指定されたのは平成5年(1993)なのでこの支柱が建てられた時点では国道ではなかった(主要地方道大月奥多摩線)。
平成10年頃(正確な時期は不明、この区間が最終的に現道に切り替わったのは平成16年(2004)12月)にダム工事に伴い付け替えられているので、わずか5年ほどだけが国道であった道路という事になる。
隧道が見えてきた。
反対側はダム湖の中なので閉塞は確定している。
7年前からほとんど変わっていないようだ。
小金沢トンネル、昭和32年(1957)竣功、延長は171mであったそうだ(隧道データベースより)。
扁額の文字は当時の県知事・天野久氏の筆によるものであった。
扁額の文字は当時の県知事・天野久氏の筆によるものであった。
(その2へつづく)