【18年10月7日探索・19年4月18日公開】
吊り橋の上から上流方向を見た。
東京電力の畑宿発電所の建屋と、その向こう側の「人工滝」が見えた。
畑宿発電所は昭和16年(1941)稼働開始らしいので、今渡っている吊り橋も同世代のものかもしれない。
左岸側に渡り切ってから吊り橋を振り返った。
戦前製? そう言われればそう見えるな。
この発電所までは車道が通じているようだ。
舗装された上り坂を進んでいく。
右側から、先ほどの流れ橋経由の、本来のハイキングコース道が合流してきた。
舗装路ながらダブルトラックの轍が見える。四輪はたまにしか通行しないという事か。
石垣も年季を感じる。
路面はコンクリブロックに変わった模様だ。たまにしか通行しない車のためになのか、歩道との境界を示す白線が描かれていた。
県道に出た。
やや鋭角に左折する。
そして、40mくらい進んでいくと・・・
県道を横断した場所から、探勝歩道が続いていた。
おっ! ここは石畳道だ。
いつの時代のものかな、と思いながら進むと・・・
少し荒れた感じの路面になったその場所に建っていた案内標に「これより江戸時代の石畳」の文字があった。
江戸時代の道は私の専門外な気もするが、たまには歴史を感じるのもイイか。
なんて思いながら進んでいたら、ほんの30m程で江戸時代の石畳道は終わってしまった。
(その4・最終回につづく)