東京都奥多摩町　国道沿い、線路の向こうの謎空間（第２次探索・その５/最終回）

【１８年１月３日探索・５月２３日公開】

撤収中に見上げる。
ワイヤーは確かに下へと延びているようだった。

現在地はここ

出発地点が見えてきた。
それ自体は同じ道を戻ってきたのだから当然だ。

上から延びて来ているはずのワイヤーはどこだ・・・

あった。
行きには気づかなかったんだが、索道は一応現存していたという事か。

見た限り、索道の「ステーション」らしきものは見当たらない。
そもそも、索道のワイヤーと考えた場合、相当細い。約１ｃｍといったところか。

あまり重いものを運搬していたものではなさそうだ。

崩壊しかかっているプレハブをくぐり・・・

その国道側の階段も本当にヤバい。こんなの絶対に登れない。

探索終了！

最後に、この場所について推定してみよう。

えらく急な道があり、坑道疑惑の穴が１ヵ所、そして仮に設置したっぽい華奢な索道、これらの事からは、この場所は採石鉱山としての調査がなされたが、本格的には稼働していなかったのではないかと考えている。プレハブ内部を見れば何かわかるかもしれないが、けっこう危険そうだ。
また、クイックさんからはインクライン疑惑についてのコメントを頂いたが、これについても本格稼働時にはそうなった可能性はあると思う。

本当の最後、おまけだ。
探索場所の南側、滝乃澤橋から多摩川を見ると冬場はこんな光景が見える。
廃屋っぽいのだが、その手前には橋が架かっていて、その名は「思案橋」というらしい（ゼンリン住宅地図より）。そちらもいずれ行ってみたいと思う。

（おわり）